手術のご案内

外来で診察を受けて頂きます。お渡しする問診票に来院のきっかけとなった症状、現在服用中のお薬、これまでにかかったことのある病気などをご記入ください。
次に、全ての方に視力、屈折、眼圧の3つの検査を受けて頂きます。また、問診票から何らかの病気が考えられる場合は、さらに専門的な検査を行います。医師が診断結果を詳細にご説明し、患者様と治療方針について考えていきます。

点眼薬や内服薬を用いる薬物療法で治療できることが多いですが、疾患によっては手術が検討されます。手術が検討される場合には、現在の病状、手術によって得られる効果などを担当医がお伝えし、患者様と相談のうえ治療方針を決定します。

手術が決まった場合、手術までの手順、手術当日や手術後の流れについてお伝えします。この時、手術のリスクについてもご説明しております。
また、目の手術に対してご不安を感じる方も多いですが、局所麻酔・点眼麻酔を用いていますので、手術の痛みはほとんどありません。安心してご相談ください。

手術に向けて、患者様の全身状態を確認するための検査や採血を行います。白内障手術の場合、挿入するレンズの度数や位置などもこのタイミングで決定します。
ここでの検査データは手術に欠かせないものですので、コンタクトレンズ休養期間が10日未満の場合、目の疲れや体調によって結果が安定しない場合などは、スケジュール変更もございます。どうぞご理解ください。

手術によっては、術前の点眼や内服が必要な場合もありますので、医師の指示通りに行いましょう。前日の夕食までは制限がありませんが、その後は召し上がらないでください。洗髪をしてゆっくりお風呂に入り、睡眠を十分にお取りください。
また、手術への緊張などで体調を崩すこともよくあります。体調が万全でない場合は日程の変更にも対応しておりますので、無理をせずにご相談ください。

当日は所定の時間にご来院ください。担当医より注意点等の説明がございます。なお、手術当日はお化粧はせずにお越しください。帽子やガウンなどの手術着に着替えて頂き、予定時間になりましたら手術室にお進みください。
目の手術のため、一時的に見えにくい状態になる場合もあります。お車などの運転はなさらず、付き添いの方とご一緒にお越しください。
※同じ日に他の手術の予定が入っている場合がありますので、手術開始が予定より遅くなることもございます。ご理解頂けますようお願いいたします。

手術が終わった後はリカバリールームにご移動頂きます。横になり目を閉じてお休みください。体調の変化や、気になることがあれば、直ちにスタッフまでお伝えください。お変わりがなければ、当日にお帰り頂けます。

ご自宅に戻られたら、お食事は通常通りで構いませんが、洗顔、入浴、アルコールなどは避けてください。また、目の疲労に繋がるPCやスマホの操作、テレビの視聴などもなさらず、早めにご就寝ください。なお、手術によっては、姿勢に制限がある場合などもございますので、医師の指示に従ってください。

手術翌日は術後の確認のためご来院いただきます。また、数日後もご受診頂き、炎症などの有無を確認しています。その後は定期的に経過観察を行います。