近視の原因と対処法
はじめに
こんにちは!当院のブログをご覧いただきありがとうございます。今回は、多くの方が悩んでいる「近視」について、その原因と対処法を詳しく解説していきます。日常生活の中で実践できる予防策も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!
近視とは?
近視は、遠くのものがぼやけて見え、近くのものははっきり見える視力の異常です。眼球の形や屈折力の異常によって、光が網膜の手前で焦点を結んでしまうことで起こります。
近視の主な原因
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遺伝的要因
近視は遺伝する傾向があります。両親のどちらか、または両方が近視の場合、子供が近視になる可能性が高くなります。 -
長時間の近距離作業
スマートフォンやパソコン、タブレットの使用時間が長いと、目が長時間ピントを近くに合わせることになり、近視が進行しやすくなります。 -
屋外活動の不足
日光に含まれる紫外線には、眼球の成長を適切に調整する働きがあるとされています。屋外活動が少ないと、近視が進行しやすいという研究結果もあります。 -
不適切な照明環境
暗い場所での読書や、明るすぎる画面を長時間見ることで目に負担がかかり、近視の原因になることがあります。 -
不適切な姿勢
机と目の距離が近すぎる、寝転がって本を読むといった習慣も、目の負担を増やし近視の原因になります。
近視の対処法
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適切な眼鏡やコンタクトレンズを使用する
目に合った度数の眼鏡やコンタクトレンズを使用することで、視力を補正できます。定期的な視力検査を受け、適切な矯正を行いましょう。 -
オルソケラトロジー
特殊なコンタクトレンズを夜間装用し、角膜の形を矯正することで日中は裸眼で生活できる治療法です。特に成長期の子どもの近視進行を抑える効果が期待されています。 -
近視抑制点眼薬(低濃度アトロピン)
低濃度アトロピン点眼薬を使用することで、近視の進行を抑えることが可能です。特に子どもの近視進行を防ぐために使用されることが多いです。 -
正しい生活習慣を身につける
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適度に休憩をとる:パソコンやスマートフォンを使用するときは、1時間ごとに10〜15分の休憩を取りましょう。
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屋外での活動を増やす:1日2時間程度、自然光を浴びながら活動することが近視予防に役立ちます。
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読書や画面との適切な距離を保つ:30cm以上の距離を確保し、正しい姿勢で読書や作業をしましょう。
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ICL手術
近視の程度によっては、ICL(眼内コンタクトレンズ)手術で視力を改善することも可能です。適応条件やリスクについては、眼科医と相談が必要です。
まとめ
近視は遺伝的要因に加え、生活習慣によっても大きく影響を受けます。適切なケアと予防策を取り入れることで、進行を遅らせることが可能です。定期的な視力検査を受け、自分に合った対処法を見つけることが大切です。
紹介したオルソケラトロジー、低濃度アトロピン、ICL手術は当院で取り扱っています!
近視のことで気になることがあれば、お気軽に当院までご相談ください!
院長 岡野夏海